アクリルパウダーの使い方!スカルプチュア&リペアの基本手順とミクスチャの扱い方を解説

アクリルパウダーは、3Dアートや長さ出しといったジェルではできないアートを楽しむことができます。
リキッドと混ぜると化学反応でライトがなくても硬化するので、手早く進めることが大切です。
ジェルとは使い方が違うので、最初は練習を重ねて慣れていく必要があります。
この記事では、アクリルパウダーの使い方について、スカルプチュア・リペアの具体的な手順や「ミクスチャ」の扱い方を解説します。
興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
ネイルアートでアクリルパウダーを使うメリット

アクリルパウダーはジェルネイルより固く、リキッドと混ぜた時から硬化が始まります。
ネイルアートでアクリルパウダーを使うと、3Dや長さ出し(スカルプチュア)を楽しむことができます。
アクリルパウダーを使った3Dアートはネイルアートでは古くからある技術で、シャープな形を作れます。
最近はジェルネイルも進化していて、3Dアートができる粘度の高いジェルもあります。
しかしアート用のジェルはとろみが強く、シャープなデザインはできません。
またアクリルパウダーなら、「スカルプチュア」という長さ出しもできます。
フォームを使ってピンチをかけることで理想的なCカーブができ、シュッとした美しい爪に仕上げることができます。
シャープな3Dアートや長さ出し、リペアなどに活用できる点が大きなメリットです。
アクリルパウダーで一般的に使われるスカルプチュアとリペアについて次で解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
アクリルパウダーの使い方【スカルプチュア】

アクリルパウダーは、スカルプチュア(通称スカルプ)でよく使われます。
フォームという専用の型を使って地爪に人工的な長さや厚みを出し、元の爪よりも長く・細く形を作ることができます。
スカルプチュアの手順は以下の通りです。
- 目の粗いファイルでサンディングする
- フォームをつける
- プライマーを塗布する
- ミクスチャを取って爪に広げる
- フォームを外す
- 固まったら仕上げる
それぞれの工程について、順番に説明していきます。
1.目の粗いファイルでサンディングする
アクリルパウダーのスカルプチュアでは、ジェルネイルを乗せる時と同じようにまず目の粗いファイルでサンディングしていきます。
この工程は地爪に傷をつけてアクリルパウダーの密着性を高めることが目的なので、シャイナーのような細かいファイルは向いていません。#180くらいのゼブラファイルと呼ばれる目の粗いものがおすすめです。
表面のサンディングは下記ファイルがおすすめです。


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サンディングについては、ジェルネイルの”サンディング”とは? | オススメのファイルも紹介 で解説しておりますのでぜひ参考にしてください。
2.フォームをつける
スカルプチュアを作るときには「フォーム」を使います。
フォームは爪の長さを出すために使うシールの土台で、このフォームのカーブや長さに合わせてアクリルパウダーで爪の長さを出していきます。

ナチュラルフィールドサプライでは、紙タイプの「NFネイルフォーム」と、クリアタイプの「NFクリアネイルフォーム」を販売しており、2024年にリニューアルいたしました。


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3.プライマーを塗布する
爪にフォームを取り付けたら、プライマーを塗布します。
プライマーは密着力を高めるために使うもので、ネイルの持ちがアップします。
ナチュラルフィールドサプライでは、ジェルネイルやアクリルネイルにお使いいただける「NFジェントルプライマー」を販売しておりますので、興味がある方はぜひ商品ページをチェックしてみてください。

4.ミクスチャを取って爪に広げる
アクリルパウダーとリキッドを混ぜたものを「ミクスチャ」と呼び、爪の長さを出したい部分に乗せてから広げ、爪の形を作っていきます。
ナチュラルフィールドサプライでは、大容量の「NF アクリルパウダー クリア」を販売しています。

ホワイト、ナチュラル、ピンクのカラーがありますが、どれも大容量ですので、小さい容器に移し替えてお使いください。
アクリルパウダーを使うときは、この「ミクスチャ」の扱い方が大きなポイントです。
後ほど取り扱いについて詳しく解説しますので、アクリルパウダーに初挑戦する方はぜひしっかりとお読みください。
ミクスチャを1度で乗せられるなら根元から乗せますが、長さ出しなどでミクスチャを追加したい時は爪の中間から乗せて、その次に根元に乗せましょう。
本当は1回でミクスチャを爪に広げられればベストですが、ロングネイルだと1回ではなかなか乗せきれません。
2回目にミクスチャを筆に取るときは、一度ブラシをリキッドで洗ってください。
1回目に取ったミクスチャが残っていると2回目がきれいにできないので、1度リセットします。
リキッドではなく「ブラシクリーナー」などの専用のクリーナーを使うのもおすすめです。

ミクスチャは時間が経つと完全に硬化してしまうので、この工程はスピード勝負です。
ジェルのようにライトで硬化するまで何度でもやり直せるわけではないので、ミクスチャを乗せたらすぐに形を整えてください。
アクリルパウダーを爪に乗せた後、筆で何度もペタペタと触ると表面がガサガサになります。
ブラシは表面をスーっとなでるように先端に向けて伸ばすように動かすのがコツです。
5.フォームを外す
ミクスチャが硬くなったら爪からフォームを外します。
フォームを外す時は両サイドをつまむ「ピンチ」という作業が必要で、これをすることで仕上がりがきれいに整います。
6.固まったら仕上げる
アクリルが完全に固まったら、まずはファイルやマシンを使って爪の形や表面の凹凸を整えていく必要があります。
固まった後、すぐにジェルを乗せられるわけではないので注意しましょう。
スカルプの形や表面を削って整える際は、以下のゼブラファイルがおすすめです。


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ゼブラファイルで全体の形が整ったら、次はスポンジファイルを使って表面をなめらかにしていきます。
この時、必ず目の粗いもの(グリット数の数字が小さい)から、細かいもの(グリット数の数字が大きい)の順番で磨いていってください。
粗いものから順番に細かくしていかないと、表面に粗いグリットの傷が残ったままの仕上がりになってしまうことがあるため、順番を守ることが大切です。
おすすめの磨く順番
1.まずは粗めの「NF スポンジファイル SB213」で整える

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2.次に細かめの「NF スポンジファイル SB214」でなめらかにする

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表面が綺麗に整ったら、最後の仕上げに入ります。
仕上げは以下のどちらかの方法で行います。
- トップジェルを乗せる
上からジェルでコーティングして硬化させます。
ジェルのツヤが綺麗に出て、うるうるの爪になります。 - バッファーで磨き上げる
ジェルを使わずに仕上げたい場合は、仕上げ用のバッファーを使って自爪のようにツヤツヤに磨き上げます。
バッファーで磨き上げる場合におすすめなのは「FLASH 2WAY BUFFER F301」です。

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さらに広がる!アクリルパウダーのアート
スカルプチュアはクリア系の長さ出しとしてよく使われますが、カラーのパウダーを使えばスカルプ自体でネイルデザインを作ることもできます。
「NFアクリルカラーパウダー 全40色」を使えば、ぷっくり可愛い3Dアート(エンボスアート)を作ったり、カラーの長さ出しを楽しんだりすることもできておすすめです!

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また、ラウンドジャーなどの容器に「クリアパウダー」とお好みの「グリッター」を入れてよく振って混ぜ合わせれば、自分だけのオリジナルパウダーを作ることもできます。

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Twinkle Mist-Flake Powder Vivid-

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フレンチネイルやラメグラデーションなど、爪全面にしたり先だけにしたり、自由にアートを楽しんでみてください。
アクリルパウダーの使い方【リペア】

ジェルや地爪が割れてしまったとき、アクリルパウダーなら以下の手順でリペアすることができます。
- 表面をサンディングする
- グルーで割れた部分をとめる(必要な場合のみ)
- プライマーを塗布する
- アクリルパウダー(ミクスチャ)を爪に広げる
- 爪の表面や形を整える
- コーティングする
それぞれの工程について、順番に解説していきます。
1.表面をサンディングする
ジェルや地爪の割れてしまった部分をサンディングして、凹凸をフラットにしていきます。
#180程度の目の粗いファイルを使っていきましょう。
2.グルーで割れた部分をとめる(必要な場合のみ)
爪の割れが大きければ、リペアする前に、その部分にネイル用グルーを塗布して留めておくことをおすすめします。
そこまで大きく割れていなければ、グルーは使わなくても構いません。
グルーを使う時は、ミクスチャを乗せる前にグルー部分にもう一度サンディングしておきましょう。
グルーを乗せたままだと表面がツルツルで、せっかく乗せたミクスチャが剥がれやすくなるためです。
3.プライマーを塗布する
爪とアクリルの密着性を高めるために、プライマーを塗布します。
地爪の表面に水分や油分が残っている時は、「NF ファングオフ」のような水分油分除去剤を使ってください。

4.アクリルパウダー(ミクスチャ)を爪に広げる
爪の補修したい部分にアクリルパウダーを乗せて、広げていきます。
リペアだと少量しか使わないので、小さい筆でミクスチャを取り、小さいボールを作ればOKです。
5.爪の表面や形を整える
リペアしたい部分のミクスチャが固まったら、爪の表面や形を整えます。
表面を整える時は、「NF スポンジファイル SB214」のようなスポンジファイルを使いましょう。

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6.コーティングする
最後に、ジェルネイルで表面をコーティングすればリペア完成です。
アクリルパウダーは強度が高く、割れた部分のリペアにも向いています。
特に爪の長さ出しをセルフでやりたい方は、ぜひアクリルパウダーの使い方を覚えておきましょう。
ネイルアートでアクリルパウダーを使う時は、アクリルパウダーとリキッドを混ぜた「ミクスチャ」をいかに手際よく扱えるかがポイントです。
アクリルネイル初心者の方なら、まずはミクスチャの扱い方を覚えておきましょう。
アクリルパウダー初心者さんが「ミクスチャ」の扱う時のコツ

アクリルパウダーはリキッドと合わせることで化学反応が起き、ライトを使わなくても硬化します。
筆を「NF アクリルリキッド」のようなリキッドに浸してアクリルパウダーにつけると丸い玉ができ、これを「ミクスチャ」(ミクスチュア・ミクスチャー)と呼びます。

筆を上げた瞬間はミクスチャの表面が凸凹していますが、時間が経つとすぐにツルンとなり、この状態になったら爪に乗せていきましょう。
アクリルパウダー初心者さんは、ミクスチャがゆるかったり早く固まってアートができなくなったりといった失敗が多いです。
その対策について、順番に解説していきます。
よくある失敗①ミクスチャがゆるい
ミクスチャがゆるい主な原因はリキッドが多すぎることです。
筆につけるリキッドの量を少し減らしてみてください。
ミクスチャがゆるすぎるとすぐ固まってしまうことはありませんが、アートしやすくなるわけではありません。
ゆるすぎても扱いにくいので、アクリルパウダーとリキッドの量が上手く調整できるように何度も練習してみてください。
ミクスチャを作った時、筆からドロッと流れるようではNGです。
筆の下にミクスチャのボールができた時、一度筆を上に向けて、ボールができるかチェックしてみるのがおすすめです。
水分(リキッド)が多すぎてゆるすぎるとボールができず下に流れてしまうので、ペーパーで水分をオフします。
よくある失敗②ミクスチャが早く固まってしまう
筆に取るリキッドの量が少なすぎると、ミクスチャは早く固まってしまいます。
筆でミクスチャを作った時、表面がずっとガサガサのままだったらリキッドが少なすぎるかもしれません。
アクリルパウダーは、リキッドと合わせてミクスチャになった瞬間から徐々に硬化が始まるので、スピードが大切です。
数回の調整で仕上げられるように、何度も練習を重ねていきましょう。
また3Dアートをする時はミクスチャの量は少なくていいので、ミニオーバルなど細くて丸い筆を使ってください。
大きな筆では扱いにくく、モタついている間にすぐ固まってしまいます。
「ergorush(エルゴラッシュ) RP20」のようなアート筆でミクスチャを作ると、小さく取れるので使い勝手が良くおすすめです。

セルフネイラーさんがアクリルパウダーを使う時にあると便利な材料

技術と練習が必要なアクリルパウダーは、いくつかのアイテムで使いやすくなります。
ここではセルフネイラーさんが持っておきたいアイテムについて、以下の3つをご紹介します。
- 爪の形を整えるエメリーボード・スポンジファイル
- 「ダッペンディッシュ」はリキッドを入れるのに使いやすい
- アクリルパウダーに向いているネイルブラシ
1.爪の形を整えるエメリーボード・スポンジファイル
アクリルパウダーを含めたネイルアートでは、かならず地爪の形を整えます。
そのため、地爪や硬化したミクスチャを削るエメリーボードや、爪の表面を磨くスポンジファイルはかかせません。


ロングネイルやスカルプチュアで長さ出しをするときは、爪の白い部分だけではなく、左右の爪の側面の際であるサイドラインをストレートにすることもポイントです。
爪にアートをしなくても、エメリーボードで地爪の形を整えてスポンジファイルで磨くだけでも印象が変わるので、ぜひ1つは持っていただきたいと思います。
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2.「ダッペンディッシュ」はリキッドを入れるのに使いやすい
アクリルパウダー用のリキッドやブラシクリーナーを入れる時、「ダッペンディッシュ 蓋付」があると便利です。

化学反応が起きない素材ならどのような形でも良いのですが、底が広い容器は溶剤をたくさん注がなければいけません。
ダッペンディッシュなら少ない量でも筆先をしっかりつけることができるので、リキッドやブラシクリーナーが長持ちします。
またネイルアートに使うリキッド類は薬品なので、揮発しやすく匂いも強いです。
ネイルアート中はかならず換気していただきたいですが、溶剤を注ぐ入れ物に蓋があれば使いやすくなります。
ダッペンディッシュを2つ用意して、アクリルパウダー用、リキッド用と使い分けるのもおすすめです。
またミクスチュアを作るときは、「ラウンドジャー PP」にアクリルパウダーを入れると作りやすいです。

溶剤に強い素材で作っているので、アクリルリキッドを入れても溶けることがありません。(蓋はポリスチレン製なのでご注意ください。)
3.アクリルパウダーに向いているネイルブラシ
アクリルパウダーをアートする筆は、「コリンスキー」というシベリアンミンクの最高級の毛を使ったものが最適です。
ジェル用と筆を分けたい方は、ぜひコリンスキー製のブラシをお試しください。
長さ出しなら平オーバル筆の「ergorush(エルゴラッシュ) FO70」がおすすめです。

アート用なら、丸筆の「ergorush(エルゴラッシュ) RP35」やより細い「ergorush(エルゴラッシュ) RP20」が使いやすいでしょう。


まとめ
アクリルパウダーの使い方を解説しました。
この記事をまとめます。
- アクリルパウダーはシャープな3Dアートや長さ出し、リペアにおすすめ
- アクリルパウダーはリキッドと混ぜた「ミクスチャ」の取り扱いが大事
- アクリルパウダーを使う時は、専用のアイテムを活用するとより使いやすくなる
アクリルパウダーは使ったことがないセルフネイラーさんも多いですが、使うとアートの幅が広がります。
「もっとセルフネイルを極めたい」という方は、ぜひ1度挑戦してみてください。
ナチュラルフィールドサプライでは、アクリルパウダーのアイテムも多数取り揃えております。
興味がある方は、ぜひショップをチェックしてみてください。




