ネイル初心者さん必見!プロの甘皮処理の頻度や方法・注意点もご紹介
甘皮は爪の生え際にあり、爪が伸びる方向に引っ張られた指の皮膚が角質化したものです。
爪にネイルを乗せる時この甘皮を処理しておくことで、施術する面積が広がり爪が綺麗に見えたり、ネイルが長持ちしたりといった効果があります。
しかし初心者の方は甘皮処理に慣れておらず、失敗したりやりすぎたりするものです。
また、プロの甘皮処理は専用の道具を使いますが、実は家にあるもので簡単に代用できます。
この記事では甘皮処理に悩んでいる方に向けて、きれいに処理するポイントや注意点、代用できるアイテムをご紹介します。
甘皮処理に悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
ネイル初心者必見!甘皮処理のポイントと家にある代用品・注意点をご紹介
甘皮はルーススキンやルースキューティクルとも呼ばれるもので、適切に除去することでネイルの持ちを良くしたり、自爪の成長を促したりする効果があります。
ここではネイル初心者の方に気を付けていただきたい甘皮処理のポイントと、甘皮処理アイテムの代用品をご紹介します。
セルフネイル初心者さんが甘皮処理を行うポイント
セルフネイル初心者さんが甘皮処理を行うときは、やりすぎに注意することが最も大切です。
初心者の方の中には甘皮の取るべき部分・残すべき部分の見分けがあいまいで、やりすぎてしまう方が少なくありません。
甘皮処理で除去するのはルースキューティクルのみです。
ルースキューティクルは爪が伸びるにつれて付いてくる皮で、爪の表面に貼りついている薄皮部分のみを指します。
甘皮を処理する理由は、主に以下の2つです。
- ネイルを長持ちさせるため
- 爪の面積を大きく見せるため
ジェルネイルやポリッシュといったネイルにおいて、甘皮処理は大事なポイントとなります。
甘皮をケアしない状態では、ネイルの表面にわずかですが段差が生じます。
この段差を気にせずジェルやポリッシュを乗せると、爪に密着せず浮いてしまい、ネイルが浮き上がる「リフト」という状態になってしまうのです。
リフト部分から空気や汚れが入ることで、せっかく乗せたネイルが浮いてしまったり外れたりして長持ちしません。
甘皮処理のアイテムは家にあるもので代用できる!
甘皮処理の手順は後述しますが、プロの場合はプッシャーやニッパーなど専用の道具を使います。
そのためセルフネイラーや初心者でも「道具を揃えなければ……」と考えている方も多いようですが、実はほとんどのアイテムを家にあるもので代用できます。
まず甘皮を押し上げるプッシャーは綿棒でも代用できますし、反対側の親指の爪でもOKです。
甘皮処理は、最初にキューティクルリムーバーというアイテムで甘皮をふやかします。
その後、綿棒や爪で押し上げれば簡単に上がります。
もし持っているなら、ウッドスティックで押し上げても良いです。
キューティクルリムーバーを持っていないときは、お風呂上りに甘皮を処理すればOKです。
お風呂から出てすぐの時は甘皮が柔らかくなっており、リムーバーでふやかす必要がありません。
その後ニッパーで浮いた甘皮をカットしますが、ニッパーがなければ綿棒やガーゼで浮いた甘皮部分をくるくるとマッサージするだけでもOKです。
甘皮を綺麗にカットしたいなら、細かい部分もカットできる専用のニッパーがベストです。
【セルフネイラー必見】甘皮処理を行う頻度・タイミング
甘皮処理を行う頻度は、1か月に1回程度が目安です。
ネイルを乗せ換えるときに行えばいいので、ジェルネイルの場合で考えると1か月に1回程度が妥当です。
ただ、1か月に1回は絶対甘皮処理をするべきというわけではありません。
甘皮処理を行う頻度やタイミングについて解説します。
甘皮が伸びてきたタイミングで処理をするのがベスト
前述の通り甘皮処理のおおよその頻度は1か月に1回ですが、甘皮が伸びていないなら処理する必要はありません。
ベストなタイミングは「甘皮が伸びてきたな」と感じた時です。
つまりネイルを乗せ直す時に甘皮が伸びていなければ、甘皮処理の工程は飛ばしても構いません。
甘皮処理は頻繁に行う必要はない
甘皮処理は頻繁に行う必要はありません。
甘皮の伸びるスピードは個人差が大きく、甘皮の状態をしっかりチェックすることがポイントとなります。
普段から爪にネイルを乗せている場合、あまり甘皮が伸びたり貼りついたりすることはありません。
一度甘皮処理をすると頻繁にやりたくなるものですが、甘皮の状態をよく見て、むやみに切らないよう気を付けてください。
ネイル初心者さんが甘皮処理で気を付けたいこと
ネイル初心者さんが甘皮処理で気を付けたいことは、以下の2つです。
- 爪のサイドの甘皮も処理を忘れない
- 甘皮処理のやりすぎは失敗のもと
それぞれについて、1つずつ解説します。
甘皮は爪の根元だけでなくサイドにもある
甘皮といえば爪の根本部分だけと思いがちですが、実は爪のサイドにも甘皮が付いていることもあります。
甘皮が残っているとその部分からネイルが浮きやすくなるので、サイドもしっかりチェックしましょう。
甘皮処理の失敗は「やりすぎ」が多い
セルフネイラーさんや初心者さんがやりがちな甘皮処理の失敗といえば、やりすぎが多いです。
甘皮処理をやりすぎてしまったときの対処や、ネイルをすべきかどうかについて解説します。
甘皮処理をやりすぎてしまったときの対処
甘皮を押し上げすぎたり、切りすぎたりといった失敗は多くの方がやりがちです。
やりすぎたら傷になるので、甘皮部分に強い痛みを感じます。
甘皮処理をやりすぎてしまったときの対処は、残念ながら甘皮が伸びてくるまで待つしかありません。
痛いとは思いますが、切りすぎた部分はしっかり消毒して、伸びてくるのを待ちましょう。
甘皮の処理をしすぎると爪の根元が乾燥しやすくなるので、定期的にキューティクルオイルなどで保湿してあげることも大事です。
甘皮処理では、余分な部分を切らないように十分気を付けることが重要です。
甘皮処理をやりすぎた時はネイルを控えるべき?
甘皮処理をやりすぎてしまったとき、傷部分に当たらなければネイルを行っても大丈夫です。
処理しすぎた爪の甘皮部分は触らないようにしてください。
甘皮処理しすぎた部分の傷があまりに痛かったり腫れたりして気になる場合は、一度皮膚科を受診しておくと安心です。
【ネイリスト直伝】サロンで行う甘皮処理の手順
プロが実際にサロンで行っている甘皮処理の手順をご紹介します。
サロンの手順なので専用のケアアイテムを使いますが、前述したとおり家にあるものでも代用できます。
ぜひセルフネイルを行うときの参考にしてください。
「キューティクルリムーバー」で甘皮を柔らかくする
甘皮処理の下準備として、指先を柔らかくして処理しやすい状態にします。
サロンでは、フィンガーディッパーという容器にお湯を張って指を浸す方法や、キューティクルリムーバーという専用のリムーバーを使って甘皮をふやかす方法が一般的です。
セルフネイルの場合、甘皮を柔らかくすることが目的なので、お風呂上りの指がふやけた状態なら何もしなくてOKです。
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「プッシャー」で甘皮を押し上げる
甘皮がふやけたらプッシャーで押し上げます。
サロンではキューティクルプッシャーと呼ばれるステンレス製の道具やウッドスティックを使いますが、セルフなら反対側の親指の爪で押し上げるだけでも大丈夫です。
プッシャーで甘皮を押し上げるときは、力を入れすぎてはいけません。
優しい力で、様子を見ながら少しずつ押し上げることがポイントとなります。
押し上げる部分は甘皮の縁にある、白く変色して乾燥した部分だけです。
生え際ギリギリの半透明の部分は、無理に処理すると細菌が入ったり痛みが出てしまったりするので避けてください。
不要な部分のみ「ニッパー」で切り取る
押し上げた甘皮部分をニッパーで切り取って除去します。
サロンによってはキューティクルナイフを使うこともあります。
キューティクルナイフは文字通りナイフで、甘皮部分をシュッとなぞるだけで切ることができるアイテムです。
便利な一方切れ味が良いので、セルフネイラーや初心者の方は注意しなければなりません。
セルフネイルで甘皮を切るのが難しい場合は、押し上げた甘皮部分をガーゼや綿棒でこすって除去するだけでも構いません。
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最後はキューティクルオイルやハンドクリームを甘皮部分に塗布して、保湿すれば完了です。
セルフネイルの甘皮処理が怖い!気持ち悪い!と感じる場合どうすべき?
人によっては甘皮処理が怖い、気持ち悪いと苦手意識を持っている方もいらっしゃるようです。
甘皮部分をあまり触りたくない場合は、プッシャーで押し上げたりニッパーでカットしたりせず、お風呂上りに爪で押し上げるだけでも問題ありません。
押し上げた甘皮部分が気になる場合は、綿棒やガーゼで目立つところだけ取ると良いでしょう。
ただ、甘皮処理に苦手意識を持っている方の多くはどこを除去するのか曖昧な状態で、甘皮処理=爪の根元を強く押すというイメージを持っている方も多いようです。
甘皮処理は爪の根元部分の皮を切るのではなく、あくまでも薄皮部分のみを除去します。
どこまで切っていいかわからない場合は、一度ネイルサロンでプロに甘皮処理をお願いするのがおすすめです。
まとめ
甘皮処理について、初心者の方がやりがちな失敗や処理の手順、家で代用できるアイテムについてご紹介しました。
この記事をまとめます。
- 甘皮処理とは爪の生え際にあるルーススキンという薄皮部分を除去することである
- 甘皮処理で使うプッシャーやニッパーといった道具は、綿棒やガーゼ、自分の爪で代用できる
- 初心者の方は甘皮処理をやりすぎて失敗することが多いので、切りすぎないようにすることが大事
ネイルをきれいに仕上げたり長持ちさせたりするために、甘皮処理は大事な下準備の1つです。
しかし甘皮部分はネイルをしない場合ケアしないことが多いので、処理する部分や正しいやり方を知らない人が少なくありません。
今回ご紹介したように、甘皮処理は家にあるもので代用できます。
ぜひ今回の記事を参考に、適切な甘皮処理を行ってくださいね。
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