ネイル&コスメコラム

【初心者向け】スカルプとジェルネイルの違いは?どちらがおすすめ?


「スカルプとジェルネイルの違い」について、あなたは説明できますか?ネイル初心者さんであれば、気になったことがある方も多いのではないでしょうか。

今回は「スカルプとジェルネイルの違い」について、現役サロンスタッフがそれぞれの使用目的や使い方、どんなメリットやデメリットがあるかについて解説していきます。

スカルプネイルとジェルネイルって何が違うの?

スカルプネイルとジェルネイルの違いについて、それぞれの用途や特徴から確認していきましょう。

スカルプネイルとは?

 

一般的にスカルプというと「アクリルスカルプチュア」のことを指します。アクリル樹脂を自爪に塗布し、自分の好きな形に整えたり長さ出しをすることができます。専用の粉末剤と液剤を混ぜてつくるアクリル樹脂は、時間の経過とともに自然と硬化するのが特徴です。

一般的にジェルネイルに比べて硬い質感に仕上がるため、1センチ以上の長さ出しや折れた爪の補強といった目的で主に使用されます。

最近ではスカルプよりジェルネイルを主に扱うサロンが目立ちますが、存在感がありしっかりと長さの出せるアクリルは未だに根強い人気があると言えるでしょう。

 

ジェルネイルとは?

 

一方のジェルネイルは、ジェル状の樹脂を自爪に塗布しUV/LEDライトで硬化させるアイテムです。現在多くのネイルサロンではジェルネイルをメインに取り扱っています。

施術から約3~4週間ほど持つためマニキュアよりも持ちがよく、かつ滑らかで綺麗に仕上げやすいという特徴があります。自爪の長さのまま、ナチュラルな仕上がりにしたい方にもおすすめです。

スカルプ・ジェルネイルのメリットとデメリット

ネイルサロンイメージ

スカルプとジェルネイルには、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?施術前に知っておきたいメリットとデメリットについて、それぞれ解説します。

スカルプネイルのメリット

スカルプネイルの主なメリットとして、以下のような点があげられます。

【スカルプのメリット】
・硬くて長い爪が、自由な形状で作れる
・折れたときの補修ができる
・綺麗なCカーブが作れる

硬くて長い爪が、自由な形状で作れる

スカルプの大きな特徴として、硬いアクリル素材により制限なく爪の長さ出しを楽しめる点があげられます。ジェルネイルによる長さ出しは通常5mm、長くて1cm程度になりますが、アクリルスカルプは1cm以上の形成も問題なく行うことが出来ます。

また爪先の形状もスクエアやシャープなものまで、自分の好みに合わせて変えることができます。「爪そのものの形状」の自由度は、アクリルスカルプのほうがジェルネイルより高いと言えるでしょう。

折れたときの補修ができる

「ネイルをしたいけれど爪が割れてしまった」「爪が根元で折れてしまった」などの対応も、スカルプを使えば自爪と遜色なく補修し、普段通りネイルを楽しむことが出来ます。

綺麗なCカーブが作れる

アクリルスカルプで長さ出しをする際、爪に綺麗なカーブを付けるために両サイドを親指で挟むことを「ピンチ」といいます。このピンチを行うために、アクリルはジェルネイルより美しいCカーブ(爪を先端から並行にみたときのカーブ)を作ることが出来ます。

 

スカルプネイルのデメリット

ポイントの形イメージ

次にスカルプネイルの主なデメリットを見ていきましょう。

【スカルプのデメリット】
・長さ出しがある分、ジェルネイルより時間がかかる
・素材がすぐに硬化するので、施術にスピードが必要
・初心者には難しい
・特有の匂いがする

長さ出しがある分、ジェルネイルより時間がかかる

ネイルの素を作る、またはフォームをはめて形成する工程がある分、アクリルはジェルネイルより施術時間がかかるというデメリットがあげられます。

短時間で手軽に爪先のお洒落を楽しみたいのであれば、ジェルネイルが向いているかもしれません。

素材がすぐに硬化するので、施術にスピードが必要

施術にスピード感が必要という点も、スカルプのデメリットの1つです。専用の液剤と粉を混ぜるとすぐに硬化が始まってしまうので、爪にうまく塗布するためにはアクリル材が固まってしまう前に爪の形成を終えなければなりません。

対してジェルネイルはUV/LEDライトを照射するまで硬化しないため、形成の時間に縛りはありません。

初心者には難しい

アクリルスカルプはジェルネイルに比べると初心者にとって難しい施術内容と言えます。上記の「硬化」の話にも通じますが、時間制限や作業工程の多いアクリルスカルプをプロ並みにきれいに仕上げるためには、幾度にも渡る練習が必要となります。

仮に個人が自宅でネイルを楽しむのであれば、マニキュアと同じ要領で楽しめるジェルネイルの方が気軽に取り組めるでしょう。

特有の匂いがする

無臭のジェルネイルに対し、アクリルスカルプは特有の匂いを持ちます。定期的な換気が必要な上、デパートなど公共の場にあるネイルサロンでは匂いのきついアクリルスカルプを使用できない事例も多いようです。

 

ジェルネイルのメリット

次にジェルネイルのメリットについてあげていきます。

【ジェルネイルのメリット】
・短時間で気軽にネイルを楽しめる
・透明感があり、ツルンとした仕上がりになる
・UV/LEDライトに入れないと硬化しないので、形成しやすい
・初心者でも取り組みやすい

短時間で気軽にネイルを楽しめる

ジェルネイルには短時間で気軽にネイルを楽しめるという特徴があります。アクリルスカルプと違い爪を形成する手間もなく、自爪に塗るだけで綺麗な手元が作れます。またスカルプは素を自分で混ぜて作成する必要がありますが、ジェルネイルは瓶からハケを取り出したら、すぐに取り掛かることが出来ます。

さらに塗布後はライトに入れてすぐに硬化できるので、マニキュアのような「乾くまで物に触れられない」といった懸念もありません。

透明感があり、ツルンとした仕上がりになる

透明感があり、ぷっくりとツヤ感のある仕上がりになるのもジェルネイルの特徴です。ツルンとした綺麗な表面になるので、自爪にベース&トップジェルだけを塗ってツヤのある爪を楽しむことも出来ます。

またアクリルスカルプでデザインした後、最後に透明感を出すためジェルネイルを上から塗布して仕上げることもあります。

UV/LEDライトに入れないと硬化しないので、形成しやすい

アクリルスカルプと違い、自然と硬化することがないので塗布~形成までに時間制限がないというメリットもあります。ライトを照射するまで爪にのせたジェルは液状なので、焦って施術したり変な形状で硬化してしまう心配はありません。

そのため初心者でも取り組みやすくスカルプより簡単に綺麗に仕上げることができます。ネイル初心者やセルフネイラーの方も、まずはジェルネイルからスタートするのが良いでしょう。

 

ジェルネイルのデメリット

ジェルネイルのデメリットについてですが、結論からお伝えすればデメリットは特にありません

強いて言うのであれば「アクリルスカルプ程、長さ出しができない」点があげられますが、手軽で匂いもなく誰でも綺麗な仕上がりが楽しめるジェルネイルは非常に万能です。サロンはもちろん、個人宅でも広く使用できるアイテムと言えるでしょう。

 

スカルプ・ジェルネイルは、それぞれどんな人におすすめ?使い方は?

ネイル施術

ここまでスカルプネイルとジェルネイルの特徴やメリット・デメリットについてご紹介してきました。それを踏まえて、それぞれ「どういった人におすすめの施術」であり「どういった使い方をするか」についてご紹介していきます。

スカルプネイルは「爪の形やデザインにこだわりたい方」におすすめ

ポイントイメージ


以下の特徴に当てはまる人は、スカルプネイルの使用がおすすめです。


・ロングネイルで爪先を目立たせたい
・デザインに拘りたい人
・元の形にコンプレックスがある人

スカルプは「ロングネイルでとにかく爪のデザインにこだわりたい」という人に向いているでしょう。長さや形状が思うままなので、爪先を中心にお洒落を楽しみたい人にぴったりです。

また深爪や爪の形が四角いなど、元々の爪にコンプレックスがある人にも形状を自由に整えられるスカルプは非常におすすめです。中には「噛み癖があり爪が変形しがち」という人が、アクリルスカルプによって噛み癖も消え、綺麗な形状へ戻るという事例も多くあります。

アクリルスカルプはネイリストからしても、ネイル検定1級にも出てくる重要項目です。「スカルプネイルの正しい使い方」については、以下のページで詳しく解説しています。


上記で紹介している「アクリルネイルトライアルキット」は、アクリルネイルに必要な材料を1つにまとめたトライアルキットです。これ1つでアクリルネイルが完成する「アクリルスカルプチュアに挑戦してみたい」という方にぴったりのセットとなります。

 

ジェルネイルは「自爪でナチュラルなネイルを楽しみたい」方におすすめ

 以下の特徴に当てはまる人は、ジェルネイルの使用がおすすめです。

・自爪の長さでデザインしたい人
・爪が薄くてサンディングがしたくない人
・時間をかけたくない人
・セルフネイルを楽しみたい人

ジェルネイルは「気軽に日常的なネイルを楽しみたい」という人に向いているでしょう。自爪の長さを活かしたネイルをするので、オフィス仕事のあるOLさんや水仕事のある主婦の方でも気兼ねなく取り入れることが出来ます。

またアクリルのように自爪をサンディングする必要がないので、爪を薄くしたくない方・元々の爪が薄い方にも向いているでしょう。

先述したとおりアクリルに比べて短時間で手軽に使用できるため、忙しい人や自宅でネイルを楽しみたいセルフネイラーさんにもぴったりです。丁寧にはみ出さず塗ることさえできれば、ジェルネイルは誰でも綺麗に仕上げることが出来ます。


「ジェルネイルの正しい使い方」
については、以下のページで詳しく解説しています。

 

まとめ

練習

スカルプとジェルネイルの違いについて、サロンスタッフの経験をもとに解説いたしました。いかがでしたか?

今回お話した2つを比較すると、それぞれ以下のような特徴がありました。

 スカルプジェルジェルネイル
硬さジェルネイルより強度が高いスカルプジェルより強度が弱い
(ハード・ソフトなど、種類によって強度が異なる)
長さ出し1cm以上の長さ出しが可能基本的に5mm程度までの長さ出し(1cm程度までは可能)
施術にかかる時間ジェルネイルに比べ、時間がかかるスカルプジェルに比べ、短時間ですむ
匂い 特有の匂いがある匂いなし
硬化の方法時間経過とともに、自然と硬化するUV/LEDライトに照射して硬化する
難易度上級者向け初心者も可能

ぜひそれぞれの特徴やメリット、デメリットを踏まえて、自分に合うネイルを試してみてくださいね。

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